ぶらっとヨーロッパ
山東 格(66143)
毎日が日曜日になって約20年。ドイツ、オーストリアに6回行きました。通算で約3ヶ月の滞在でした。旅の途中又 帰国後感じた印象を思いつくまま書いていきます。
2019年(令和元年)5月1日ミュンへン発ルフトハンザで翌日朝 日本に戻ったときのフライトでの出来事です。私は搭乗時ヨーロッパの強豪サッカーチームバイエルンミュンヘンのユニフォームのレプリカを着ていました。離陸後キャビンアテンダントが活動開始、私の席の近くに来た時、私のユニフォームを見て破顔一笑、大変喜んでいました。その顔には私の大好きユニフォームを着て乗っている人がいる。今日のフライトラッキーと書いているようでした。私も記念に写真OK?と尋ねたところ、満面笑みでオフコース。着陸まじかに乗客に配るチョコレートの配り残りをどっさりくれました。凄い地元愛を感じました。ウィーンでも本当の地元愛に接しました。
フランクフルト空港では少し大きな声で文句を言った時、ここはお前の国ではない、大きな声をだすなとたしなめられました。大谷翔平より一回り大柄なマシンガンを持った兵士もいました。一旦事あれば第一番目の標的になるでしょう。国家の為なら死をも厭わず勇敢に任務全うする愛国心。私なら出来るかな?と自問自答しました。
ほかにも沢山いろんな体験をしました。皆さん、歴史を大切に!自然を大切に!人を大切に!のびのび生きているな!と感じました。
ザルツブルクを舞台にしたSOUND OF MUSICは世界中の人々を魅了しました。明るく荘厳な町は映画と同じで感動しました。映画に登場したガラスの家は水の宮殿ヘルブルンに移設されています。このガラスの家を舞台に「もうすぐ17歳」を歌い踊るトラップ家の長女リーズルと恋人ロルフが最後にキスをするシーンがあります。この場面はだれもが知っているのでしょう。移設されたガラスの家の横で若い男女がこれ見よがしにチュチュッと音を立てながらキスを繰り返し周りの男たちは、「おぬしら、よくやるな」みたいに、しきりに歓声をあげていました。よく晴れた春の昼下がり、屈託がなく見ている側もなんとなく、ほほえましかったです。ヘルブルン宮殿は至る所から水がでる仕掛けのある17世紀に造られた大司教の夏の離宮です。
傘寿も過ぎもう一人旅はしない方がいいかな、と思う事もありますが、私はウィーン、インスブルックなど中世の街並みが大好きです。最後にドイツ、ロマンチック街道にあるローテンブルクに行ってみたいです。ローテンブルグは中世の街並みをほぼ完全に残しており、「中世の宝石箱」と言われ、町の中はおとぎの国のようだと言われています。どうでしょうか?


